呼び名など些細なもので 私はそんな事に拘る必要はない、と思っていた。
私が 流河だろうが竜崎だろうがLだろうが 私は私である、これこそが私の実存であり本質。
喪失という現実について私は思考する。
"夜神くん"
呼べば。
いとも容易く振り返るあなたに 私は安堵と そして言い知れぬ苛立ちを覚える。
「何、竜崎。」
それは私の名ではない、私を表す記号ではあるけれど それだけに過ぎない。
そう、"夜神月"、これもまた あなたを表すひとつの記号であり実存。
ではあなたの本質は?
「竜崎?」
「か」
・・・つて確かに お前をこの上なく親しく感じていた魅かれていた求めて已まなかった
私とお前は似ていたから そう 似てい 「た」
私は今 お前のその純粋さが気に入らない、 胸が痛くなるほどに。
「…つて確かに 私の見ている世界とあなたに見えている世界は 遠かった。」
「今となっては 私はその遠さを愛しく思います。」
「多分だから私はあなたに近づきたかったのでしょう。」
「多分だから私はあなたとこんなにも近い今 途方にくれているのでしょう。」
「多分だから私は今…」
キラでないお前をもてあましているのだろう。
「・・・おまえはいつも寝ぼけたような顔をしているが 言ってることも寝言に近いな。」
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月、記憶喪失後。
月に対し愛憎入り乱れてるL、でも月に全く相手にされてないLが書きたかった…力不足。
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