★ライトとリューくん★@
「なあリューク、考えたんだけど」
『何だライト。』
「デスノートってさ、何でノートなんだ?」
『何でって…』
「ノートに書き込む、なんてアナログな操作じゃ不便じゃないか?
コンピューターに入力する方がよっぽど手間がかからない。
情報にパスワードをかけておけば見られる心配も無いしね。」
『デスコンピューターか…隠すのに不便じゃないか?』
「最軽量ノーパソならイケるだろ。専用ケースに入れておけば
勝手に開けようとする奴の方がむしろ少ないだろうし、
大体ノートよりも用途がぐっと広がるから、いつ弄ってても怪しまれない。」
『…ライト、お前はわかってない』
「…何が?」
『今現在の この ノート、という形に落ち着くまでの苦労がだ!』
〜古代メソポタミアの場合〜
「お、お前は…」
『俺は死神リューク…その死の粘土板、略してデスボードに殺したい奴の名前を書けばそいつは死ぬ。
さらにそのあと40秒以内に死因を書けばそいつの死に方も決められるってわけだ』
「そうか!よし、やってみよう!」
…
「それで?」
『…粘土板はかさばりすぎてな。じきに隠し切れなくなってアウトだった。』
〜古代エジプトの場合〜
「お、お前は…」
『俺は死神リューク…その死のパピルス、名づけてデス・パピルスに殺したい奴の名前を書けばかくかく、
さらにそのあと40秒以内に死因を書けばしかじかってわけだ』
「そうか!よし、やってみよう!」
…
「あっ!間違えた!」
『またか』
「直さないと…ダメだ、タイムリミットだ!」
「それで?」
『…象形文字は書くのが面倒くさすぎた…』
〜古代中国の場合〜
「お、お前は…」
『俺は死神リューク…その死の竹簡、名づけてデス・バンブーに殺したい奴の名前を書けば
省略、さらにそのあと40秒以内に死因を書けば略ってわけだ』
「そうか!よし、やってみよう!」
…
「ああっ!あと一文字というところで墨が尽きた!摩りなおさないと!」
「それで?」
『…筆と墨ってのはイマイチ実用性に乏しくってな…』
「なんか、聞いてるとさ・・・
そもそもデスなんとかって道具の発想自体が欠陥品なような気がするんだけど…」
『そんなことはないぞ!人間が使うから不便なだけだ!」
「・・・あー、そう。だからノートが一番いいっての?」
『そうだ!紙はいいぞう、保存状態さえ良ければ半永久的に保つ!
軽くて持ち運びも便利!おまけにどこでも書き込める!』
「涙ぐんで言わなくても…」
『俺の話はまだまだあるんだ!ノートという画期的な素材になってから、
わくわくしながら落としてみたら そいつが文字を書けなかったとかっ』
「あ…そう…」
『ああっ ライト、つまらなそうな顔をするな、俺の苦労はな…っ』
「リューク、林檎食べる?」
『……・食べる。』
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奥の手ライト。
そもそもリュークはそんな長生きしてなさそうです。
理論的に死神は人間がいる限り無限に生きられるわけですから、
このくらい長生きしてる死神が居てもよさそうですが。。
紙は偉大ですよ。そして識字率100パーに近い日本の教育も何だかんだで偉大です。
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